旧カトリック小樽教会住ノ江聖堂
■住所:小樽市住ノ江2丁目2-7
■URL:https://www.pauline.or.jp/visitingchurches/200609_suminoe.php
■経緯
小樽の人口減に比例して信徒さんも減少したため、2024年4月28日に住ノ江聖堂は閉堂し、同じ小樽の富岡聖堂に統合されました。この方針が示されてから私たちNPO法人小樽民家再生プロジェクトにご相談が持ち込まれました。
■主旨
私たちNPO法人小樽民家再生プロジェクトは2012年に設立以来、22件の古民家の活用をマッチングしてきた実績がございます。その主旨は「赴きある古い建物を損なうことのなく小樽ファンによる活用とネットワークづくり」にあります。
■環境
左に小樽最大の「住吉神社」、右にまちづくり運動で復活した「火の見櫓」などの歴史に囲まれ、国道5号の「住吉神社前」バス停から徒歩2分、JR「南小樽駅」から徒歩6分と交通の便に恵まれ、徒歩10分以内に蕎麦店、ラーメン店、病院、スーパー、コンビニなど生活環境にも恵まれています。また7月中旬に開催される住吉神社例大祭や初詣でには大勢の人々で賑わいます。
■拠点形成
小樽観光の堺町まで徒歩15分ですが、住ノ江界隈には当教会隣の大きな古民家をリノベーションしたカフェが準備され、新たな観光拠点形成の可能性を秘めています。
■駐車場
教会隣に30台収容の専用駐車場がございます。
正面には5台収容可能です。
■建物履歴
明治30(1897)年頃に佐々木静二氏によって和洋折衷の個人宅として建てられました。佐々木氏は石川県鶴来町出身で、共成株式会社の社長や第二回区会議員にもなっています。ちなみに共成の最後の社屋は大正4年に建てられ、現在小樽オルゴール堂として活用されています。
昭和24(1949)年にこの建物をカトリック小樽教会住ノ江聖堂として活用され、建築技術に優れた才能をもつ木内神父の指導により、増改築が重ねられてきました。
■建物概要
むくり屋根の付いた玄関など全体に和風色の濃い母屋に洋風の応接間を構える和洋折衷の住宅で、建った当初は、屋根は瓦葺き、切妻屋根の表玄関と脇玄関、格子の出窓などが洋風の張り出し窓と並んでいました。
面積:1階609㎡ 2階:65㎡、構造:木造亜鉛メッキ、屋根鋼板葺
■活用の視点
活用に際しては、居抜きで使うのも改築するのも基本的に自由ですが、活用部分の改築経費は活用者側の負担となります。
また活用前の現場の内覧において、やろうとする既成概念に合う合わないといったご判断に、私たちは口出しできませんが、「郷にいては郷に従う」という視点も是非お持ち頂くことを期待しています。
たとえば同じ屋根の下で営む方々とのコラボから新たな市場が生まれるかもしれませんし、立地条件や駐車場完備によって新たな客層にも浸透するかもしれません。つまり「今はこれだが近い将来こんな内装をイメージする」といったイマジネーションを働かせてほしいと思っています。
かつてドブ河となっていた小樽運河を小樽の若者が見てポートフェスティバルによって多くの人々を集めたようにです。
■家賃&共益費
当教会での家賃や共益費は世間相場から見れば格安に設定しています。初期の段階で多少の改築費が伴うからです。
【家賃】(水光熱費は別です)
活用方法にもよりますが、各部屋は基本的に50,000円/月前
【共益費】
建物管理費、共用部分の電気代、共用灯の保守・交換代、共用部分の水道代、ゴミ置場清掃費、その他の部分の定期清掃費です。
各部屋10,000円/月
■内覧
内覧をご希望の方は下記の石井までお問い合わせください。
Mail:ipi-ishii@par.odn.ne.jp
Tel:080-3156-8484
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